過去に数回始動不良等で修理した刈払機が、今回は高速運転不可で持ち込まれました。面倒なので根本的治療を実行。
外装プラの劣化は保管場所の問題。マフラーカバーが大口径なのは触媒の高温発熱対策。
キャブを左側の流量調整可能タイプに換装。
キャブ交換で普通に稼働したが吹き上がりがイマイチ。
下段右側の触媒無しマフラーへ交換。上段の3個は肩掛機種用、排気方向が反対なので背負機種には使えません。
ジャストフィット、重量は280g→140gへ軽量化。
エンジンカバーが二重なのは希薄燃焼による高温対策。
完了、排気の抜けが良くなり始動性・高速運転快調。
外したキャブとマフラーは金属ゴミへ直行。
共立刈払機の排ガス対策は、キャブで強制的に燃料を薄く固定してマフラー内の触媒で未燃焼ガスを焼却する方式なので、キャブとマフラーを旧型に交換すれば排ガス規制を外せます。但し実行は全て自己責任でお願いします。なお、この手法が全ての刈払機に適合する訳ではありません。