混合燃料は古くなると、空気中の水分を取り込んで金属タンクを腐食させ、赤サビを発生する事があります。
先月、刈払機を譲渡した隣り地区の知人が今朝飛び込んで来ました。
『入手したばかりの刈払機が動かない、直してくれ』で、本体を見ると燃料の色が怪しい!!2ストオイルはやまびこの50:1を使っている筈なのに赤茶色。燃料をボウルへ出して見たら赤サビと水混入。
マフラーを外してピストンを確認するとガリガリのキズだらけ。点火プラグには赤サビがビッシリ付着。
自宅からガソリンタンクと予備の刈払機も持ってこさせて確認。
タンクの底には剥離した赤サビ、予備機のエンジンもガリガリンコ。
どうやら、廃業した農家から燃料タンクを貰って、入っていた混合燃料をそのまま使ったようです。
燃料代をケチって刈払機2台オシャカとは、どこぞやのログビルダー並みです。
2ストエンジンの混合燃料は超シビアです。新鮮なガソリン+良質な混合油を使い、混合したら早めに使い切るのが鉄則です。
http://www9.wind.ne.jp/ken3/nenryou.htm
何故かマフラーがサビで真っ赤っか!!日頃の保管場所にも問題ありです。
刈払機のエンジン焼き付きはここ10年ほどで2例のみです。ナイロンカッターを使って高速運転中に燃料切れで抱き付き発生、生ガソリンを使ってガッチリ固着。
今回の赤サビ入り燃料で3例目です、シリ・ピス、アウトなので修理致しません。
勿体無いけどSRE2650Gを譲渡しました。
https://ms273747.hatenablog.com/entry/2019/06/16/163204