ms273747の日記

チェンソー等修理の記録

ハスク346XPG 点火コイル破壊

使用中に止まってしまい再始動不可になったと持ち込んで来ました。

確認のためリコイルを引くとザーッ・ザザーッと何かが激しくコスれる音。スタータを外してビックリ、点火コイル固定ネジが2本とも緩んで1本紛失していました。

これは故障ではありません、破壊です。異音がしたけどエンジンは動いたので壊れるまで使ったとか、アホの極みかも。

常識的に異音や振動が発生したら直ちに使用中止です、ビックリしました。持ち主立会いだったので本体の画像が撮れませんでした。

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根本原因は目立て不良です、ボロボロの刃で余分な振動を与え続けた結果です。マフラーやスタータのボルトも緩んでいました。

点火コイルを交換すれば修理は完了ですが、外れたボルトの行方が心配なので念のためフライホイルを外すと、磁石裏側へピッタリ張り付いていました。高速運転中にボルトが吹き飛んだらフライホイルがボロボロに破壊されたかも。

チェンソーは『刃が命』、目立ては一番目の必須科目です。 

山師経験30年以上らしいですが、目立てが下手くそな上にデブスを深く落としてしまうので強烈な振動を発生させて使っています。当然両手の血行傷害で冬場はGヒーターが手離せないようです。

何度注意しても、全く聞く耳持たずなので話になりません。

 

似たような前例

https://ms273747.hatenablog.com/entry/20200919/1600477872